施工事例

コンテナ塗装(断熱)工事

2018.02.21

ご紹介する工事は、海上輸送用コンテナの塗装工事です。このコンテナをガレージとして使用されています。

このコンテナ、もちろん鋼鈑でできているので、強度は十分。しかし夏季の温度上昇が心配のタネ。

直射日光が当れば、表面温度は
60度を超えるだろうとのことでした。

そこで、温度上昇を抑えるための断熱塗装を行うことになりました。


施工前↓



今回の施工計画は温度上昇を少しでも抑えるため、断熱塗料を塗装後、さらに遮熱作用(熱を遮断する)のある塗料を塗装する工法です。

使用する材料は、 

錆止(下塗)塗料  スズカファイン エポマイルド(写真撮り忘れました(~_~メ))

断熱(中塗)塗料 スズカファイン レベクールコート

遮熱(上塗)塗料 スズカファイン クールトップSiスーパー





何はともあれ、まずは掃除から。海で使用していたため、塩分が残っていてはいけないので、高圧水洗浄、ケレンを行います。





続いて、コーキング劣化部や、溶接加工してありましたので、雨もれ対策のコーキング処理を行い、いよいよ塗装に入ります。




まずは錆止塗装から、吹き付ではなく、丁寧に刷毛塗にて行います。





錆止塗装完了。乾燥の後、中塗(断熱)塗装を行います。





中塗(断熱)塗装。今回、ローラーにて施工しましたが、施工場所の条件等、吹付塗装でも対応できます。




一回目の断熱塗装完了。これでは塗膜が規定までありませんので、乾燥後二回目を塗装します。




二回目を塗装。すけもなくなり、塗料の厚みも出ました。 中塗塗装完了。




乾燥後、上塗(遮熱)







一回目乾燥後、二回目を塗装して完成です。






そして、、、完成!




塗装後、外気温36℃の日にコンテナ内部の温度を測定したところ、38ほどでした。

その後も測定したところ、外気温との差は約2~3くらいで、かなりの効果が得られました

また、この塗装は一般住宅のトタン屋根、工場のスレート屋根などにも応用でき、

夏季のエアコン(電気代)使用の節約に大きな効果が期待できます。


仕上がり色も薄い緑色で、周りの建物と違和感なく溶け込んでいます。

このほかに標準で3色ほどあるようです。

 

施工等、詳しいことにつきましてはぜひお気軽に前田塗装までお問い合わせください。